
基本情報

政権交代が激しい乱世の南北朝時代、北周に忠義を尽くす武将独孤信が、「独孤天下」という予言を受ける。
独孤信には3人の娘がおり、長女の独孤般若は予言を実現させるため皇后になるべく北周の皇室に嫁ぐが、その座を掴んだのもつかの間、難産の為亡くなってしまう。
次女の独孤曼陀は自分の母が庶民の出身であることに引け目を感じ、権力と金に執着し、一度は心を通じ合わせた楊堅とではなく、唐国公に嫁いでしまう。
三女の独孤伽羅は賢く、独孤家を守る責任を負うことになり、政略結婚で楊堅と夫婦になる。
はじめは互いに想いがない2人だったが、少しずつ気持ちを通わせ合い戦乱の世を生き抜いていく…。(BS12)
2018年 中国制作 全55話
●キャスト
独孤伽羅(フー・ビンチン)
独孤般若(アン・アン)
独孤曼陀(リー・イーシャオ)
独孤信(ホァン・ウェンハオ)
宇文護(シュー・ジェンシー)
宇文邕(イン・ハオミン)
宇文覚(リー・ルイチャオ)
宇文毓(ゾウ・ティンウェイ)
楊堅(チャン・ダンフォン)
●スタッフ
脚本 チャン・ウェイ
「女医明妃伝~雪の日の誓い~」「ハンシュク~皇帝の女傅」「後宮の涙」
演出 ホー・シューペイ
まっつんつんの評価

相変わらず中国の俳優さんたちのスペックは高いですね。みなさん美男、美女が勢ぞろいです。
ドラマの内容としては、内容は濃いものでしたが、55話は長く感じました。
ドラマ内では、悪役に見える宇文護(うぶんご)でしたが、独孤般若(どっこはんじゃく)に対する愛だけは、最後まで変わらず貫き通した感じに見えます。

50話を過ぎた辺りから、一気にドラマ展開に加速していきますが、このドラマのポイントは、独孤般若が皇后になるまでの過程、独孤伽羅が皇后になるまでの過程、そして、独孤曼陀の姉妹での妬みから生まれた悪事という3本柱のように思えました。
また、皇帝の座を狙う男たちは、即位するまではまともに生きてきているのに、
ココがポイント
皇帝になったとたんに暴君になっていく人間の様
ただ、宇文邕だけは短命とわかっていたのか、独孤伽羅たちの為に皇帝の座を冷静に利用したような感じでした。
さて、まっつんつんの評価の方にいきます!
※★5個が最高レベルにて評価
- ストーリー展開・・・★★★
- 胸キュン度・・・・・★★
- 適度な話数・・・・・★★★
- ドラマの深さ・・・・★★★★
- 最終回の終わり方・・★★
総合評価は、「★★★」とさせていただきました。
私の独断と偏見での評価なので参考にはならないかと思いますが、若い俳優さんを一人一人に着目してじっくりとドラマを視聴することができる場合は、もっと評価が高くなるのかもしれません。
ドラマを通して中国歴史に興味

中学校の歴史の教科書に、チョコっと隋だとか唐だとかの名前が出てきたような記憶はありますが、興味のない事は何も覚えられないものです。
しかし、中国ドラマを通して「この時代はいつなんだろうか?」という興味が湧いてきて調べてみました。
どうも、独孤伽羅を正室とした、楊堅(ようけん)が建国した
ココがポイント
隋の時代
をドラマ化したようですね。

北周の優秀な臣下であった独孤信(どっこしん)の娘として生まれる。14歳で大将軍の息子・楊堅と結婚。北周の第4代皇帝・宣帝が亡くなると、朝廷の実権を掌握した楊堅は皇帝として即位し「隋」を建国、伽羅は皇后となった。
北周から皇位を奪うことを迷っていた楊堅を叱咤し、決断させたのは伽羅であったという。建国後は朝政にも深く関わり、皇帝である楊堅と並んで「二聖」と称された。また、中国の歴史において初めて一夫一婦制を提唱したことでも知られており、夫に側室を持つことを許さず自分以外の女に子を生ませぬよう約束させ、2人の間には5男5女の子供がいたという。彼女は602年にこの世を去るが、楊堅の死後に皇帝となった息子の楊広(煬帝)が暴政を極めたことで618年に隋は滅亡した。(引用:チャンネル銀河)
全世界でも王様、皇帝、陛下とか言われる権力者は、一夫多妻制で正室の他に沢山の側室を抱えられることができるような羨ましいシステムであったようですが、
ココがポイント
独孤伽羅の恐妻ぶりは半端なかった
ドラマの中では、主役ですからヒロイン仕立ての正義の立場ではあったので気にはなりませんでしたが、ところどころで、楊堅に関わった女を殺していましたね。
この時代は、王室の人間に簡単に殺されてしまうような時代だったとは思いますが、人の命が軽く見られる時代だったんですね。
隋の時代は、独孤伽羅の息子である楊広(煬帝)が暴君だったので長く存続できなかったようですが、母親としては子供に甘かったのでしょうか!?
色々とあるようですが、
ポイント
中国時代劇ドラマも歴史を見ながら視聴すると、より楽しく見られる